新卒の就職活動のときに、自分に向いている業界や職種を探し、せっかく今の会社に入ったのに、3年、いや1年すら経たずに「退職したい、、」と感じている方は少なくないのではないでしょうか?
第二新卒で転職を考えているなら、まずは「正しい自己分析」を行いましょう。
私は新卒で入った会社をたった3ヶ月で退職しましたが、しっかりと自己分析を行った結果、大手企業への転職に成功しました。
今回は、当時私が行っていた自己分析のやり方について詳しくお伝えします。
第二新卒の自己分析に必要なのは、「社会に出たからこそ得られた気付き」を深掘りすること
第二新卒で転職を考え始めて、もう一度自己分析をしようにも、どのような手順を踏めば良いのか、分からない方もいるのではないでしょうか?
「社会に出たからこそ得られた気付きを深掘りすること」
上記が、第二新卒の自己分析において最も大切としたいことです。
第二新卒で行うべき自己分析は、新卒のときに行ったであろう自己分析とは異なります。
なので、「新卒のとき自己分析なんてしていないよ…」という方でも大丈夫です!
今のあなたには、一度社会に出たからこそ気づいたこと、改善したいと思えたことが何かしらあるはずで、それさえあればまずはOKです。
具体的にどのような手順で自己分析を行えば良いのか、お伝えしていきます。
第二新卒のための自己分析の方法
STEP①:「退職したい理由」と「なぜそう思ったのか」を思いつくままに紙に書き出す
まず最初のステップとしてやってみてください。 第二新卒によくある退職理由は、こんなところでしょうか。
- 給与面や労働条件への不満
- 上司や職場の人との人間関係が合わない
- 仕事内容にやりがいを感じられない
- 将来的にキャリアアップができる環境ではない
一旦書き出してみたら、次は「なぜそう思ったのか?」「なぜ嫌だと感じたのか?」を深掘りしてみましょう。 先ほど退職理由の例をもとに考えてみると、例えば以下のような形です。
◾️給与面や労働条件への不満
(理由)入社前は多少忙しくても給料が高い方が良いと思っていたが、実際に働いてみると残業が少ない方が自分にとって優先度が高いと分かった。
◾️上司や職場の人との人間関係が合わない
(理由)社会に出てみて初めて、自分は〜〜〜〜タイプの人々の中にいると苦しく感じて、一緒に働くことが困難であることが分かった。
◾️仕事内容にやりがいを感じられない
(理由)入社前はチームワークを重視した働き方の方が良いと思っていたが、現在は個人で力を出して評価をされる方がやりがいを感じれられることが分かった。
◾️将来的にキャリアアップができる環境ではない
(理由)上司と給与の話をしたときに、5年経ってもあまり上がらないことが分かって、このまま今の仕事を続けても良いのか不安に感じた。
STEP②:「将来こうなりたい」ビジョンを考える
STEP①で現在の状況について深掘りをしたら、今度は将来のことについても改めて考えてみましょう。転職という機会は、将来のビジョンを再設計できる絶好のチャンスです。
今の会社が、「将来の自分のなりたい姿に確実に近づいている!」と思える人は、多少仕事が辛かったとしても、退職という選択はしません。 そうではないから、みなさん転職を考えたくなるのです。
しかし、「転職はしたいけど将来のビジョンなんかないよ、、」という方もいると思います。というか、まだ20代のうちはそういう人の方が多いかもしれません。(私もそうだったので…)
「将来のビジョン」というとカッコ良く聞こえますが、本当になんでも良いのです!
例えば、よくあるモノだと
- バリバリ働いて出世したい
- 役職をもらって、チームをまとめる立場に就きたい
- 働きながら子供を育てるママになりたい
もし上記みたいなビジョンが思い浮かばない方は、以下のような願望ベースでもOKです!
願望からでも、逆算をすることによって、「今どんな仕事に就くべきか」のヒントが得られたりします。
- 海外旅行にたくさん行きたい
→定期的にまとまったお金が得られる職種の方が良さそう…! - ペット(犬)を飼いたい
→リモートでも働ける職種の方が安心! - 将来は家族で安定し、一軒家を建てたい
→着実にキャリアアップをしていける業界で働く必要がありそう!
STEP③:転職先で叶えたいことの「優先順位」をつける
さて、ここでSTEP①と②を通して分かったことをまとめてみましょう。
STEP①を通して分かったこと: ・前職(現職)では、〜〜〜という不満があるから、転職先では改善をしたい! ・〜〜〜〜〜〜〜〜〜 STEP②を通して分かったこと: ・自分の将来ビジョンや将来的に叶えていきたい願望 ・〜〜〜〜〜〜〜〜〜
上記を踏まえて、STEP③では、「転職先で叶えたいことの優先順位」をつけてみましょう。
改善したいことがあって転職を決意したのに、転職をしても改善されなかった…となると悲しいので、是非とも頑張って転職先を探していきたいですが、世の中は上手くできているもので、「今持っている全ての不満が解消する職場」ってほとんどないんですね、、
どうしても隣の職場は青く見えますが、完璧な企業は存在しません。
なので、改善したいことの「優先順位」をつけてみてください。
STEP②で見つけた「将来のビジョン」を参考にしてみると、将来から逆算をして今何を優先すべきか?が見えてきたりします。
給与なのか、ワークライフバランスなのか、仕事内容なのか、、、 これは人ぞれぞれだと思いますが、転職先を探すときに、「働くにあたって自分が何をどのような順番で大切にしたいと思っているのか」を知ることはとても大切です。
第二新卒の自己分析に最適な書籍2選
ここまでおすすめの自己分析の手順を紹介しましたが、自己分析は「1つの方法だけ」を試すよりも、色んな方法でやってみて、色んな角度から自分を知ってあげる方が何倍も効果的です。
そんな時におすすめなのは、書籍の活用です。 実際に私も読んだことのあるおすすめの本を紹介します。
ストレングスファインダー
1冊目は、ストレングスファインダーです。 現在巷では無料の性格診断などが流行っていますが、個人的には転職をするために自己分析をするならこの診断が一番おすすめです。
自分の強みが細かく分かるので、「こんな仕事が向いている」といったふわったことに留まらず、「こんな仕事の中でも〜〜な作業が向いている」「〇〇なことが起こったら〜〜に考える傾向があるため〇〇な仕事だと強みを発揮できるよね」といった細かいところにまで気づくことができます。
本にしては少しお値段が張りますが、それ以上の価値が得られるのでおすすです。
世界一やさしいやりたいことの見つけ方
こちらの本は、やりたいことが見つけられない人や、そもそもやりたいことなんて何もないよという人におすすめです。
「自己理解メソッド」として価値観を深掘りする質問が用意されており、1つ1つ回答をしていくだけで、自分が大切にしたい価値観や生き方にたどり着きます。
「どのような人生を送りたいか?」とことんに向き合うことができるので、今何のために生きているのか分からなくなってしまっている人にも非常におすすめできます。
自己分析につまづいた時の突破法
「やっぱり自己分析を1人で進めて自分に合った仕事を見つけていくなんて難しいよ!」という方は、転職エージェントを利用することもおすすめです。
今は第二新卒の方に向けた転職エージェントも増えており、私は転職活動時、とにかく色んな転職のプロの人から話を聞こうと思って、10社以上のエージェントを並行して利用しておりました(笑)
自己分析や適職探しを一緒にやってくれるので、とてもありがたかったです…!
まとめ
今回は、第二新卒のための自己分析の方法を紹介しました。
- 第二新卒の自己分析に必要なのは「社会に出たからこそ得られた気付き」を深掘りすること
- 第二新卒のための自己分析の方法(STEP①〜③)
- 自己分析を助けてくれる書籍を活用してみる
- つまづいた時は転職エージェントにも登録をする
今の職場が嫌だからといって闇雲に転職先を探すことはとても危険です。
まだ社会人経験が浅い中で転職に成功するためには、自己分析がとても大切となります。
自己分析は、「これだけやっておけば大丈夫」ということはないので、できるだけ色んな方法を試しながら、客観的に自分のことを知っていきましょう。
ぜひこれからの転職活動の第一歩として、自己分析から始めてみてください!
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